PayPalは、日本ではまだ知名度が限られたクレジットカード決済代行サービスなんですが、実は、世界200以上の国と地域で利用され、3億人を越える利用者がいる超有名企業です。
PayPalは、世界の100の通貨に対応していますが、日本のアカウントで扱える通貨は、そのうちの22通貨です。
そんな世界の超有名企業ですが、商品やサービスの販売者は、無料のアカウントを取得すればPayPalのクレジットカード決済代行サービスも利用することが出来るようになりますが、取得するアカウントの種類によって制限があります。
また、売買する商品のジャンルによってポリシーが設定されていますので、取り扱う商品やサービスがポリシーに抵触しないかあらかじめ確認する必要はあります。
2024年現在、PayPalの基本的なアカウントの種類には以下のように3種類あります。
・パーソナルアカウント
基本的にはペイパル内で他のアカウントへの支払いや、他のアカウントから送金を受けとることができます。
アカウントには銀行口座も登録できますが、アカウント内の資金を銀行口座に送金して現金化することはできません。
・パーソナルアカウントのバージョンアップ(旧プレミアアカウント相当)
パーソナルアカウントをバージョンアップすることで、決済代行サービスを利用することができ、銀行口座にアカウント内の資金を出金して現金化することもできるようになります。
バージョンアップする際には、本人確認などの手続きが必要になりますが、個人が決済代行サービスを利用できる、おそらく日本国内では唯一の方法です。
・ビジネスアカウント
個人事業主を含め、中小企業から大企業といった事業者や団体が取得できます。
また、企業が利用する場合、複数の管理者を登録し、運用することができます。
なお、個人事業主ではない事業者の場合、法人確認書類が必要になります。
といった分類になっています。
加えて、ビジネスアカウントには、少額決済アカウント(マイクロペイメント)というアカウントもあり、この少額決済アカウントで決済を行うと、決済手数料は、5%+7 円になります。
PayPalのクレジットカード決済代行サービスを利用するにあたり、初期費用、月額利用料は無料です。
実際にPayPalに支払うのは、決済手数料と5万円に満たない金額を銀行口座に引き出すときの送金手数料ぐらいです。
決済手数料も標準レートは、3.6%+40円です。例えば、情報販売でよく使われるASPと比べると、(8.38%+96円)+税ですから、10000円の商品が売れると、PayPalでの決済のほうが608円も利益が増えることになります。
これなら売上の小さい個人としても大助かりですよね。
決済された代金は、即時に自分のアカウントに反映されます。
アカウントにストックされた代金は、いつでもアカウントに登録した銀行に引き出すことができます。
ASPからの振込待ちとか、残額が規定額に達していないから振込されない、といったことはありません。
なお、銀行口座への送金手数料は、銀行口座に送金する金額が5万円以上であれば、送金手数料は無料です。送金する金額が5万円に満たない場合は、送金手数料 250円(税込)がかかります。
銀行口座にアカウント残高を引き出す場合、PayPalでは最短3日とうたっていますが、海外銀行から国内銀行へのオンライン送金ということで、営業時間のずれと銀行にもよるとは思いますが、実質最短、手続きをした翌日に反映することもありますね。
1回の決済での最低金額は、1円、最大金額は、1,000,000円です。
決済に使用できるクレジットカードブランドは、Visa、Master、JCB、AMEX、DISCOVER で、デビットカードにも対応しています。
都度決済、継続課金に対応し、テスト環境もあります。
また、PayPalでの継続課金では、課金に失敗した場合、リトライ(再請求)は、最大で2回行われ、それぞれ前回の課金に失敗してから5日後に行われます。
このようにPayPalは、クレジットカード決済に関しては非常に使い勝手が良いのですが、弱点としては、商品ごとの準備に時間がかかることや自動返信メールや決済完了画面の表示といった購入者とのコミニュケーションに関わる部分が対応できない点です。
顧客単価を大きくしたり、繰り返し利用してもらうためには購入者との接点を増やしてアプローチしていく必要がありますからね。
そんなPayPalの弱点をカバーし、さらに決済という接点を利用しダイレクトマーケティングを活用できるようにしたのが、高機能クレジットカード決済支援プログラム「ペイメントEX」です。
PayPalをご利用になるのでしたら、是非、高機能クレジットカード決済支援プログラム「ペイメントEX」もご検討いただけると嬉しいです。